前回2人のみだったので、今回は4人くらいは紹介したいところです。
上島拓巳
1997年2月5日 生まれのDF。柏レイソルよりレンタル加入。
読み方は「かみじま たくみ」です。中村航輔→古賀太陽ときて、柏レイソルからアビスパ→日本代表となるかもしれない出世コースが今回も続きます。
これはシンプルに井原元監督がアビスパとの関係を良好に保ってくれているということだと思います。元強化部長の布部さんが流れを用意したという線ももしかしたらあるのかもしれませんが。
動画を探すと縦パスに特化したものがありましたので埋め込ませていただきました。サッカーIQが高そうな感じです。そもそもレイソルユース出身は優秀なので、そのブランド力だけであまり心配はしていないですけど。
今年のCB争いはグティエレス、篠原、實藤、上島、三國。おそらく4-4-2ベースなので枠争いは熾烈です。スペイン2部から補強したことを考えれば、残り1枠を4人の日本人で争う形になりそうというのが大方の予想。しかしJ2は長いです。暑すぎる6月以降の気候を考えれば、コンディション次第で日本人CBを二人並べるという選択肢も多く使われるかもしれません。特にグティエレスは初の日本ですから、気候等の環境に対策が出来るとは限らないわけですから。
増山朝陽
1997年1月29日生まれのOMF。ヴィッセル神戸からレンタルで加入。読み方は『ますやま あさひ』
福岡のサッカー好きには馴染みの深い選手。東福岡時代の通り名『ヒガシのクリロナ』が有名。1年半前に膝じん帯の怪我で長期離脱。J1では単発で活躍してはいるが、まだ大きな爪痕を残してはいない。
まさに今からの活躍を期待してしまう選手ですね。ポテンシャルは十分です。足元の技術、スピード、メンタルと揃っています。今年の大ブレイクを予感させる筆頭格の一人です。
アビスパのOH、SH候補は増山の他に菊池、福満、石津、田邊、北島あたりが基本と思われます。そこにポリバレントな形で木戸、遠野、森本、エミルあたりも可能性があるかも。去年までの活躍度で考えれば石津、福満あたりが主軸と考えやすいところで、違いを見せることが出来るかが大事。増山の走力は水戸で見せた長谷部サッカーと相性は良いはずなので期待しています。
篠原からのロングボールを増山が繋いで木戸がゴール。もはやアビスパ東福岡。
東家聡樹
1997年4月20日生まれのFW。中京大からの新卒として加入。元アビスパユース。読み方は『とうや としき』
先日INSIDE FUKUOKAに川森社長がゲスト出演された時も触れていましたが、大変喜ばしい加入だと私も思っています。学生時代に自チームのユースで過ごしていた選手を追いかけていたチームも、それを受けた選手も素晴らしい。こういったことを繰り返していければ、地域密着も進むものだと考えています。
大卒新人は木戸以来でしょうか。勝手が違うところは多々あると思いますから、いきなり活躍できるかどうかはまだわかりません。FWはライバルが本当に多いですから、リーグ戦でスタメンやベンチを勝ち取る勝負がまず大変です。しかしアビスパユース出身の冨安のように、ぜひ続いて世界へ羽ばたいてほしいと思います。
ある意味FWは少ない出場時間であっても”ゴール”というわかりやすい結果を得やすいポジションです。それが大変なわけですけどね。
熾烈な争いを勝ち上がってきてほしいところです。
前寛之
1995年8月1日生まれのDMF。水戸ホーリーホックから完全移籍で加入。
アビスパにとっての日本人補強で一番のサプライズだったかもしれない。いわゆる”J1級の選手”であって、去年の水戸躍進立役者の一人。
個人的にはゴール前まで飛びこんでいくボランチという印象が強く、チーム全体にゴールへの意思を植え付けてくれます。非常にアグレッシブなゲームメーカーです。
今年のチームではまさに鈴木or前という状況になるのかなと思っています。二人とも良さそうであれば、左のSHに前、ボランチに鈴木というのも無しではないはず。※前選手は左サイドの経験有
水戸時代の印象は『守っている時も攻めている時も名前が何度も出る選手』。運動量は豊富ですし、プレイはクレバー。期待せずにはいられません。
其の四へ続く。。。