J1第31節 アビスパ福岡vs清水エスパルスマッチレビュー

J1第31節 アビスパ福岡vs清水エスパルスマッチレビュー

2021年のJ1リーグ戦は残すところ8試合。過密日程の時期もあったりして、試合があっというまに過ぎて行く。今日は2000年以来勝利がない相手、清水エスパルスさんです。

スターティングメンバー

累積で出場停止のフアンマのところは久々のメンデスがスタメン。ここ最近の

フアンマと山岸のツートップは素晴らしかったですが、6連勝の頃はメンデスがスタメンでしたし、また存在感を出して欲しいところ。

また、宮が最近スタメンだったところにグローリがスタメン復帰。サンタナを押さえ込むことがグローリのタスクと思われます。エミルも前回対戦でFKを決めた(アシストも決めた)相手ということで、気分よく望めるかも。特に湯澤がいいですから、エミルと高い次元でスタメン争っていますからね。

マリは10月のカメルーン代表に呼ばれてないようですし、今日は途中出場で暴れてください。きっとまた呼ばれるようになります。さて、試合が楽しみです。

アビスパを中心に振り返る

前半

開始3分くらいまで。今日の飯田さんは比較的笛を吹く主審の様子。わりとタイトに人につくと、大体吹かれる。腕を使ってホールドとかふくらはぎに当たるプレスなんかは多分全部ファウル。

5分まで。清水が握る時間帯。福岡はセンターラインからバイタル付近で全体をコンパクトに、上がりすぎず下がりすぎず。それにしても、もうちょっとボールを持ちたいところ。ショートカウンター主体にしても守備の休憩は適度に必要。

10分頃まで。メンデスに収まってない。清水のDF裏にスペースがあるので、ポストじゃなくて走らせてもいいと思う。ディフェンス深いところのボールを狙いのないクリアになってしまっている感がある。特にグローリ。

13分。ようやく福岡の連動した攻撃から杉本のシュート。これはGKのブロックに合いましたが、良い展開。

15分、杉本の守備から福岡の攻撃。最近杉本ずっといい。ショートパスでゴール前を攻略する感じは雰囲気が出ています。

トランジションが激しいゲームになりつつある。見てる分には面白いですが、怪我しないよう祈る。

20分、福岡はエミルのクリアミス(トラップミス)からサンタナのシュート。枠外ではあるもののヒヤッとするプレー。

24分引水タイムまで。最終ラインの安定感が微妙。グローリはサンタナに入るところを前にカットに行くもかわされることが多く、奈良の負担が多い。エミルはタッチミスが失点に直結しかねないミスだった。それぞれ強みがある選手ですが、今のところ悪い面が顔を出している気がする。

27分。案の定連携ミスから失点。前が刈り取ったところグローリが邪魔になり、打たれる必要のないシュートを打たれる。一度は村上が押さえるもサンタナに決められる。0−1。

崩されたわけじゃなく、自滅による失点。メンデスが時間が経つにつれて機能しだしてはいたんで得点は取れるとは思うんですが。なんにせよ清水の出足は良いです。

35分頃まで。山岸の負担が大きい。福岡のスタイル的にどうしてもポストプレイは必要で、まず山岸に収めて展開というサッカーになっているので狙われる。フアンマ不在が今のところ響いている。

40分頃。状況を打開すべく志知の上がりが目立つ。エミルが高い位置をとれ始めているので、なんとか得点に繋げたい。清水は真ん中を固める守備が効いている。エミルのクロスがFWとあってないのも気になる。

43分、カルリーリョスが2回目のダウン。金森のシュート性クロスをみぞおちにくらった影響のようですが、大丈夫でしょうか。

45分、奈良とグローリが被ってロングボール処理をミス。今日こういうのが多すぎる。正直グローリ不安です。

前半終了

守備の集中力が清水の方が高い。それに尽きる。

グローリの安易なミスが前半だけで数回。そのうちの1回で失点。試合感が不足しているのか、日差しが眩しいのか。理由はわからないが今日の出来は良くない。

前線で収まらないので奈良を中心にビルドアップしていこうという意図は見えた。前がボールを刈り取ったら一旦下げ、奈良からスタート。それでも清水の連動した守備がよく、非常に手強い。というか普段福岡がやっているサッカーをやられている印象。

福岡は後半に息を吹き返すチームではあるが、今日は果たしてどうだろうか。デイゲームで気温もそれなりに高いですから、清水の守備が多少緩めばチャンスはありますが。長谷部マジックはあるか!?

後半

後半開始からメンデスに替えて渡。適切な交代だと思います。

48分、福岡DFライン裏にアーリー気味のクロスを上げられ、カルリーリョスが丁寧に合わせてゴール。0ー2。

ディフェンスラインの絞りが甘い。前半から感じていた最終ラインの連携がほんとに悪い。

ただ、後半の入りは福岡の攻めがあり、良い感じでしたが。うーん、してやられましたね。っていうか福岡のパススピードが遅いのは良くない。今ここから同点、逆転を向かうにはもっとパススピード上げないと難しいのでは?

55分頃まで。相変わらずボールを持たされるも崩すアイディアが不足。ゴール前で杉本から渡山岸と渡ってシュート。こういう時は杉本に可能性はあるかも。杉本や重廣がもっとゴール前で対応する時間を作れたらいいですが。

61分、清水は藤本→ディサロ。福岡は金森→クルークス、重廣→田邉、山岸→ジョンマリ。かなりボールは持たされていますから、今日はエミルクルークスの右サイドも生きるかもしれない。というかそこに活路が出てこないと、今日の試合は厳しい。

63分、クルークスが右サイドから左足で早めに入れる。渡がシュートまで打てれば良いシーン。早めに入れてこその雰囲気が出てきました。

続けて64分、杉本のミドル。枠外。

65分、松岡のロングシュートはゴールバー。跳ね返りをディサロがネットを揺らす。しかしオフサイド。

グローリは相手がディサロになって少し楽になったか。ジョンマリも調子は良さそう。早めに1点取れるかどうかがこの試合の結果に直結しそう。点が入りそうな気配は出ている。

68分、クルークスからまたも早いクロス。ジョンマリ惜しい。続けて渡もヘディング。惜しい。

後半引水タイム。惜しいシーンは作れているが、得点できず。前がかりなため、さらに失点の可能性もある。クルークスが早めに入れてジョンマリと渡っていうのが点になりそうなんですけどね。

74分、クルークスの右足クロスに田邉のヘディング。枠外。今日のシュートの質が悪いのは権田のプレッシャーがあるかもしれない。

76分、エミルに替わって湯澤イン。今日のエミルは良さを発揮できず。強みであるキックの質も今ひとつだった。

81分、相手ゴール前で連続したボール回し。左サイドからクロスにジョンマリがジャンプシュート。これがゴールで1−2。ジョンマリの身体能力爆発!まだ間に合う。

83分、イーブンなボールを渡ががむしゃらにシュートまで。いけるいける!渡に清き一票を投じます!

84分、福岡怒涛の攻撃。ホームでこの展開、絶対に追いつける。最後の質の部分が問われるものの、そこを打開できるジョンマリがいるのが本当に大きい。

86分、渡が決定的チャンスを外す。うーーーーーー、まだまだ。冷静にかわしてフリーでシュートまでは行きましたが、最後のボールを置いた位置が厳しかったか。

ATは5分。終盤のパワープレイも普段とは違い、平面で勝負している印象。

ジョンマリが核となっている。結果論ですが、今日の試合展開ならスタメンのジョンマリは効いていたかもしれませんね。

96分、最後のFKは惜しくもゴールならず。そして試合終了、1−2。

試合終了

後半いけると思いましたけどね。まあ、勝つ時もあれば負ける時もある。そう言っていい試合ではあったと思います。ミスやシュートの質の部分、それらがもうちょっとだけ良い方に転べば。しかし、こういう試合があるのもサッカーで、後半のサッカーは観客を満足させるに足るものであったと個人的には思っています。

負けたので個人的MOMはなしです。

深夜に冨安

今日の今治は東家が不在。ということで深夜1時30分からアーセナル観戦するまでは仕事しましょうかね。

在宅ワークって納期ベースなので、良いのか悪いのかケースbyケースですね。勝利の余韻に浸らないなら仕事してた方がいいかも。

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