五輪も終わり、また過密日程が始まりました。そんなミッドウィークの試合ですが、今朝方ニュースが。
福岡FWジョンマリ、今季残り全試合欠場も…W杯2次予選カメルーン代表に選出 ※別タブで開きます
これが理由で名古屋戦にいなかったんですね。しかもマリのインスタストーリーを見る限り、すでに代表練習に合流済み。色々と唐突すぎる。
川崎との前回対戦はアウェイで3−1で敗れました。当時の試合前、長谷部監督が一つだけ弱点?狙い目?があるようなことを匂わせたインタビューでしたが、それは今回見られるのでしょうか。
スターティングメンバー
あれ、ジョンマリおるし。
長谷部監督になってからJ2時代を含めて一番スタメンが入れ替わったかもしれません。川崎相手で週末に徳島戦があるということはひとつ関係しているでしょうね。ただ、何よりも中二日ということ。川崎は中三日ですから、その1日分のリカバリーの差が出ないスタメンではあります。
長谷部さん的に言えば、今日のベストメンバーのはず。ターンオーバーって言葉は出場している選手に対して失礼だから使わないんだろうと思っています。確かに指揮官が「通常の主力選手じゃない」と認めるようなものですからね。そういった気遣いでやる気が出る選手もいると思います。
メンバーを見て、個人的には志知〜太郎の左のラインに期待しています。そこにボランチ(主に重廣かな)がどれだけ絡んで崩せるか。城後が前線にいるので、クロスや縦パスは結構収めてくれるんじゃないかと。今年の城後は結構期待して良い存在だと思う。
さあ、どうなる?
アビスパ福岡を中心に振り返る
前半
開始10分頃まで。アビスパの時間。前線からのしつこいプレスでマイボールにできている。基本的に川崎の後ろのスペースにロングボールを放り込み、ダッシュをかける感じ。守備で言えばカウエやクルークスが相手足元に深くタックルしているのが気になる。というか危ない。案の定、クルークスにイエロー。
15分頃。川崎の時間。宮城のところで数回惜しいシーン。この頃は3分に1回くらい自陣ゴール目前で危ない場面が。心臓に悪い。完全に崩されてるシーンもあり、ある程度は運もある。
35分頃まで。ずっと川崎の時間。握られるのは想定内ですが、シュート次第で失点というシーンが多々。村上を中心によく守っているし、運もある。
38分頃、旗手アウトで小林イン。シュート後にもも裏を痛めた様子。暑い時期に過密な日程で出場してきた選手だし、蓄積されたものがあったかもしれない。
前半終了0−0。全体的に攻められ続けましたが、得点は許さず。実際、ツキもあります。ただ、普段出場していないセンターラインの選手がしっかりと連動できてましたから、アビスパの出来も悪くないと思います。
後半
スタート時点の選手交代は無し。変わらずアビスパのツートップは前線から献身的にプレス。川崎は敵陣に押し込んでハイプレスで保持し続けるチームですから、福岡としては敵陣に放り込んで、前線からプレスを頑張るっていうのがコンセプトでしょうね。
55分頃まで。前半と似た展開ですが、川崎もかなり疲れが見えてきています。城後がプレスでGKと交錯シーン。結構惜しい。
60分頃。福岡はカウエ、城後、渡アウト。前、マリ、山岸イン。勝つというメッセージか!?勝負に出ました。前線にパワーがあり、福岡の攻撃が数回。杉本がシュートを打つも弾かれる。
66分、クルークスが巻き込みシュート。ゴーーーーール!!!!神。素晴らしい。その角度のシュートは再現性が高いですね。
75分頃まで。攻撃の質という点で言えば明らかに福岡の時間が続いている。このところ杉本や重廣のよさが発揮されてる。前半に相手の体力を奪ってくれたおかげでしょう。
マリがターゲットとして効いている。直接触れなくても脅威となれているので、この時間にもう1点欲しい。
81分。金森と奈良投入。久しぶりの5バック。J2を勝ち抜いてきた時の伝統芸。
長い長い残り時間、手に汗握る中、時計は進む。そして・・・
試合終了
1ー0。アビスパ福岡の勝利。勝利です。
振り返ると、前半の渡、城後、カウエがとにかく頑張った。渡と城後は広大な相手バックス陣をプレスで追いかけ続け、カウエは横のサイズがあることを生かしてボールを収め、縦パスに果敢にチャレンジ。
相手ゴール前を崩すという点では惜しいシーンをそこまで作れなかったですが、クルークスというスペシャルな武器が生きた試合でした。直前に前、マリ、山岸を投入し、「今日は勝つ」というメッセージを発信した直後のゴール。素晴らしいの一言。
次は29日(日)19時に徳島戦
今日温存できた選手たちが出場するでしょう。そして、その選手たちは川崎戦を見て多いに刺激を受けているでしょうね。
今日はとても感動しました。ありがとう、アビスパ福岡。