アビスパの育成について触れてみる

アビスパの育成について触れてみる

先日、新しいジョイントロゴをいただきました。

今年も頑張ってください。まだアビスパ福岡さんのホームページに会社の名前は出てませんが、下の方にそのうち掲載されると思います。

アビスパとホークスの違い

たまに出る話題ですが「アビスパとホークスの違い」はなんでしょう。もちろん競技が違う、親会社があるかないかが違う、資金力が違う等、色々と違うとは思います。

そんな中、個人的に一番違いを感じるのは『育成年代組織の有無』かなと思うのです。アビスパのユースは年々力をつけてきていますし、その育成年代の親御さんのご尽力もあって熱がある。これはサッカーと野球の文化の違いだと思いますけど、地域に根を張る100年構想のJリーグにとって希望の光となりうるシステムだと感じています。

アビスパユースは 2019Jユースカップではクラブ史上初の全国第3位を獲得しました。素晴らしいの一言です。失礼ながら、2019年トップチームはJ2で16位だったわけですから、これはもうユースの選手たちを手放しで誉めたいと思います。

なお、ホークスは全野球チームの中でも一番健康的にプレーしやすい球団だと思っています。活躍すれば見合ったお金をもらえますし、育成という枠を使って多数の選手を確保して分母を広げています。また、野球で仕事が出来なくなった選手には、次の仕事の斡旋をソフトバンクグループで行っていますし、ここまで手厚く選手を扱ってくれる球団はなかなかないはずです。

私は福岡ブルックス時代から応援している生粋のにわかファンですが、ホークスも応援しています。どちらにも頑張ってほしいと思っているのであしからず。

アビスパ期待の星であり誇り

アビスパのことがあまり知られていないのは、長い年月をかけて変わっていくのだと思うわけです。すでに一つきっかけはありました。そう、『冨安』選手の存在です。

アビスパを応援している人にとってはあたり前のことでわざわざ触れる内容でもないですが、

『富安』…×
『冨安』…〇

だと一応触れておきます。

現在イタリア『ボローニャ』で活躍中の冨安選手はアビスパユース出身です。アビスパに在籍していた選手で日本代表となった選手は、”元”日本代表や世代別代表が多く、ユースから生え抜きで国内の他クラブを経由せず海外に挑戦し、日本代表まで上り詰めたというのは初めてのことでした。ユースではなく新卒で入った選手ですが、山下芳輝選手が代表に選出された時も心躍りましたけどね。

こういった成功例を目にすれば、ユース年代の選手は明確な『目標』が出来ます。アビスパのTOPチームから海外へチャレンジできるんだということを実感したはずですし、今後10年以内にユース出身の日本代表選手が出てきてもおかしくありません。

そんなアビスパユース年代のコーチを元アビスパの選手が行うわけですが、こういった部分に関してもユース年代の選手や親御さんの捉え方は以前よりポジティブになっているんじゃないでしょうか。このへんは私の想像でしかありませんが。

今後も、現役の日本代表をアビスパ所属のまま複数年抱えるというのは資金的に難しいかもしれません。しかし、冨安選手のようにこういった形でクラブに貢献している選手は過去にいなかったですね。1995年にアビスパ福岡が誕生してから25年、何度も後退しながらも着実に前に進んでいると思う今日この頃です。

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