今年も満了の発表が始まりました。
クラブから選手が去るのは寂しいものです。ユニフォームを買っていたりすれば、さらにそうなりますよね。
クラブに在籍して頑張ってくれた選手です。満了となった選手は、今後のサッカー人生が明るいものになることを祈っています。
東家 聡樹
2020年J2で13試合の出場。主に右SHで活躍した印象があります。FWの選手ではありますが、フアンマと遠野のツートップは崩れず、増山のサブ的な立ち位置で出番を得ていたと思います。前線とサイドをできるポリバレントさもあるので、サブに入れやすいというのも利点だったかもしれません。
2021年J3のFC今治さんへレンタル移籍。25試合リーグ戦出場で2得点。福岡から武者修行する形でアンダーカテゴリーへの移籍は珍しく、試合が重ならない日は全部DAZNではありますが応援していました。ワントップとしては機能しませんでしたが、トップ下となってからは手応えがあったんじゃないかと個人的には見ていました。
2022年J1のリーグ戦では出場なし、天皇杯で1試合出場1ゴール。この試合を私は現地で見ていて、北島のプロ初ゴールの後に生まれたゴールでした。競ったボールが東家の前に転がってきて、冷静に流し込んだゴール。どういう形であれ結果が出るということは絶対に嬉しいはずだし、一つ報われてよかったと思ったものです。
その後、アビスパ公式から手術の報告。10月の練習見学会ではずっと外周を走っていました。アカデミー育ちでもあり、手術をしたということを考えても来年在籍しているものだと考えていたのですが…
プレースタイル
身長はあるものの、空中戦はあまり得意ではなかった印象です。
キックの精度や縦のスピードはかなりあります。前線の選手としては収まりにくかったものの、サイドやCHなどでプレイすると光るものがありました。
個人的な印象ですが、使われるよりも使う側として輝く選手。足元でもらってから運ぶシーンが多かったです。今治時代に最前線でDFラインと駆け引きしていた頃、裏を狙う場面を多々見ましたが、そこにはあまりパスが出てこなかった。その役割での信頼を得ていなかったのかもしれないし、そこはわからないところです。一列下がったことで先に足元でボールを触る機会が増え、徐々に調子が出てきた印象がありました。ボールを触る回数が増えることで調子が出るというあたりは、今年のルキアンと似てるところがあるのかも。カテゴリーとか全然違いますけどね。
結局は、初年度のサイドで持って縦に運ぶ役割の方がしっくりきていたような気がします。
大卒4年目となる来季。まだ所属先は決まってないかもしれませんが、ぜひサッカー選手としてプレイできていることを願っています。
がんばれ、東家聡樹!