中断期間前の最後の試合。リーグ戦や天皇杯で連勝した流れを持ち込み、アウェイでも勝ち切って中断に入りたいところ。
スターティングメンバー
３バックのミラーゲーム。
前嶋に代わって柳がスタメンというのが最近とは違う点。前回スタメンで出場した時は単独の仕掛け良かったですもんね。
ベンチにはアビスパ復帰のジョンマリ。もちろんマリには大きな期待をしていますが、今日はルキアンもフアンマも山岸も渡もクルークスもいます。
中断前ということで思い切った選手起用をしているのだと思いますが、勝ち点３を取るんだという意思を感じますね。湘南さんもチーム状態が良さそうですから、きっと好ゲームになると思います。
アビスパ福岡を中心に試合を観戦する
前半
アバウトなボールを繋ぐ両チーム。
福岡はルキアンがGKからのボールを引っ掛けて、右を起点に左ハーフレーンの志知へ、低いクロスは山岸に合わず。
右の柳が攻撃の起点として良い感じです。右で作って左の志知という展開が続く。
５分、CK崩れから渡のミドル。枠外。
志知からクロスはあげれているので、大外に周りこめればシュートを打てそうに見えます。中のルキアンに対する守備は硬い。流れて数回受けれてはいる。
１５分、左で作って左ハーフレーンの中村からルキアンへクロス。少し合わず。大外ではなくハーフレーンからのクロスが続いていて、これは多分準備している形。
中村のふんわりパスからルキアン裏抜け。相手DFと競り勝つもファールを取られる。審判によっては流すかもしれない。流れを引っ張ってきている。
前キャプがことごとくセカンドを拾っている。右からのクロスに渡のヘディング。オフサイドとなるも一連の形にはなった。
３０分、湘南の攻撃。永石が競ったところで相手のキックが手に入る。深く入らなかった為、大事には至らず。一安心。
３５分、数回飛ばしたパスからペナでルキアンが収め、落としを渡のミドル。相手ブロックに合う。
湘南も福岡と同様、アバウトなボールに球際強く当たり、ゴールに迫ってくる。今日はゲーム運びがお互いに似ている部分が多い。
前半終了
０−０のスコアレス。前線で収まるものの、最後のシュートの部分でまだ交わせていない。ルキアンはかなり効いている。
後半
交代はなし。
後半も徹底して浮き球。ミラーゲームの強度で勝るということに重きをおいている模様。前嶋田邉もベンチにはいるので、ずっとこのままとは限らないですが。
４６分、グローリが顔面に強くボールを受け、うずくまる。一旦外に出た後に戻る。
中村のパスミスからカバーする渡がアフターでイエロー。深くタックルが入って危なかった。大事にならず済んで良かったです。
直後、湘南が左を突破して速いクロス。シュートが少しだけ枠外。危なかった。
５７分、渡に替えてクルークスが入る。直前にイエローをもらったということもあり、少し早い投入となったかもしれない。
６０分、クルークスのFK。誰も触らずそのままポスト。あわよくば入っていた。惜しい。
６４分、クルークスの左足クロスからルキアンのヘディング。惜しくもバーを叩く。
雨脚が強い。前半から強度の高い試合が続いているし、怪我には気をつけたい。
７６分、ルキアンに替えてジョンマリが入る。ルキアンここまでかなり良かったと個人的に思います。
８２分、志知と柳が下がって前嶋とフアンマが入る。
８４分、湘南が良い位置でFK。壁でブロック。
８９分、後ろから浮き球をジョンマリに入れ、胸トラップから反転シュート。惜しくもバーの上。
試合終了
０−０のドロー。お互いのサポ同士は見応えのある部分もあると思いますが、あまり興味のない人からすれば塩試合と言われるものでしょうね。ミラーゲームでデュエル多数の激しい試合なのですが、硬い試合ではありました。
勝ち点１に終わりましたが、欲を言えばもちろん勝ちたかった試合だと思います。しかし、２週間という中断期間に入る前に勝ち点１を取れたことは悪くないはずです。厳しい天候条件の中で目立った怪我人もいませんでしたし、ジョンマリのプレーも久しぶりに見れました。
満足していいというとちょっと違いますけど、ネガティブになる必要はない。そんな試合だったと思います。ルキアンのシュートやクルークスの直接ポストについては惜しかったですけど、崩したシーンではなかったですからね。
それにしてもルキアンの献身性、ゴール前のフィジカルは素晴らしかったです。中断明け、一番のキーマンはルキアンかもしれません。