YBCルヴァンカップGS2節 アビスパ福岡vsFC東京

前節開幕戦で3失点したルヴァン。さてさて。

スターティングメンバー

湯澤さん、やはり鉄人っぷりを発揮しました。日曜の札幌戦はとても大事なので、怪我なくお願いします。

第1節で一番気になっていたのが重廣と森山のボランチコンビだったわけですが、今回は重廣が不在で草民がスタメン。これはだいぶバランスが取れるかもしれません。ただ、カップ戦は成長の後が見れるのも楽しみの一つなので、個人的には前節と同じコンビで改善されたところを見たかった。

他にもGKは永石が山ノ井に変更、FWは渡が城後に変更。これはやはり試合で結果を出すということをベースに選考されたものじゃないかと思います。城後は前節ゴールを決めましたし、永石は3失点。(もちろん永石だけの責任ではない)

FC東京さんは新型コロナ感染による活動停止明けということで、練習不足かもしれないし、休養十分かもしれません。

今日のキーマンは草民じゃないかなと。森山が相手バイタルエリアまで上がれるようであれば、多分二人の連携が取れている合図だと思います。

アビスパ福岡を中心に試合を見る

スタートと同時に東京山下の単独突破からシュート。その後も連続して東京のシュート。1分経たずに2本。テンポ早い。

東京は4123。押し込んだ時間を増やしてポゼッションしたいんだと思いますが、GK〜DFラインのパス回しは若干不安定。ハイプレスは効きそう。

東京の右サイドが数回続けて裏狙い。落ち着いて対処したい。

5分、左サイドで杉本の単独突破。近くでパス交換できずに突破しましたが、前節同様、動きはキレている。

7分、ポジトラでロングボールではなくつなげる試み。今日みたいな相手だと前線に裏抜けタイプが欲しいなと。アダイウトンのケアでタナタツは上がりにくいかもしれない。

10分、森重がフアンマにプロフェッショナルファウル。イエロー。

東京は右サイドで裏をとる形が続く。左はアダイウトンの個人技、右は連動して裏狙い。

12分まで。スコアは0−0ですが東京に勢いがある。立て続けに裏を取られているので、全体が下がりすぎていくのが怖いところ。東京はDFラインから裏狙いの浮き球パスが有効。福岡はしばらく耐える時間。

16分、フアンマのポストプレーから攻撃。シュートまでいけず。

17分、森山のうまい動き。今日は落ち着いている。

18分、東京DFラインのパス回しに圧をかけてCKを得る。ハイプレスがやはり効いている。

アビスパ先制!タナタツのゴール。1−0。輪湖のクロスをフアンマがヘディングせずにスルー、タナタツがゴール前に走り込んでシュート。タナタツらしさの出たゴール。

24分、ゴール前でアダイウトンがフリーになるも山ノ井がブロック。ナイスセーブ。

少し落ち着いてきました。東京もスタートほど守備の強度がなく、パス回しでかわせるように。DFラインから前線への展開がまだ上手くはいってないですが。

東京の右サイド攻撃はまだ対処できてないですが、アダイウトンには少し慣れてきた感じがします。やはりフィジカル系ならフアンマやジョンマリといったスゴいのとチーム内でやれてきたでしょうから、そういうのもあるかも。

31分、東京はまた右サイドからチャンスを作る。どうしてもここが防げない。徹底してペナ横を攻めてきていて、湯澤のサイドは数回連続で危なげなく終わる。杉本輪湖のサイドが現在危険。

山下が流れて受けるも、井上がでて対処。笛が鳴ってないのに止めるプレーもありましたが、山下に自由を与えてはない。

東京は紺野がペナ角でファウルをもらう。今日の東京のキーマンかもしれない。実際、このあたりが脅威。

35分、そのFKがバーに当たり、跳ね返りをヘディングされる。なんとか山ノ井が抑える。

中盤で五分のボールを高く蹴ってフアンマへ。これは東京も対処しやすくなってきて、回収される回数が増えていく。フアンマは足元に欲しそう。

39分、フアンマが持ち込んで城後のシュート。GK正面。

この時間フアンマが連続して足元でマイボールにしてくれている。

41分、ロングボールをフアンマが競り、城後がシュートを打つも枠外。

前半終了間際まで東京は右サイドが起点。クロスまで上がってますし、その一歩前の段階で止めたい。

前半終了

1−0。入りの15分は東京の勢いが勝ってましたが、湯澤のサイドでアダイウトンを抑えられるようになって落ち着き出す。福岡は全体的に守備的でしたが、フアンマが攻撃の形にしてくれている。城後の一本目のシュートはコース次第で一点ものだった。

そしてタナタツのアビスパ初ゴール。おめでとう!

草民と森山は攻撃での連携面はまだまだ。しかし守備において穴を作らないようにしていて、前節よりもかなり安心感がある。森山も落ち着いてプレーできている。あと、井上が山下をしっかり抑えることができているのも大きい。

まだ試合はどうなるかわかりませんが、そろそろ勝利が欲しい。

後半

東京は岡庭に替えて二種登録の荒井が入る。アタッカーらしいですが、SBの岡庭と交代。ポジション入れ替えがあるのかな。

左WGっぽい。アダイウトンが一列下がる形の模様。

5分、東京は紺野の突破からペナ横でFKを獲得。そこから連続して高いクロス。バイタルでミドルを打つも山ノ井のセーブ。

6分、フアンマのパスを杉本が切り返してシュートを打つもポスト。超惜しい。その後にクロスに合わせたタナタツ?のヘディングはバーの上。

8分、先ほどと同じくフアンマのポストプレーから杉本へパス。今度は杉本に2〜3人きたところ、中へ折り返して草民のミドル。バー上。

連続してフアンマが効いていると思っていたところ、フアンマがイエローをもらう。GKに何かチャージしてしまったかも。

湯澤の惜しいクロス。福岡の攻勢が続く。

東京は前半同様で紺野が起点。後半から入った荒井が左サイドで張った状態。

後半14分、フアンマタナタツ湯澤がアウト、渡北島グローリが入る。これはリーグ戦を加味した交代ですね。次は中3日ですし。相手札幌さんですけど。でも飛行機と考えれば意外と移動は楽なのかも。※次はホームでした。

15分、井上が体を張った守備。対人は十分J1でやれている。懸念されていた右SBは熊本が担当している模様。

16分、北島のFKから相手ゴール前でパス回し。渡がPA内でパスを選択していたし、今日はちょっと違うかもしれない。

19分、熊本のクロスから渡はシュートまでいけず。熊本のクロスよかった。

東京は徹底してペナ横への裏狙い。

後半21分、東京は荒井が右サイドで左足のシュート。山ノ井は正面でキャッチ。

23分、東京は紺野に替えて平川。今日ずっと起点となっていた紺野でしたが、さてさて。

アダイウトンが福岡のディフェンスを交わして荒井へラストパス。ちょっと迷ってふかす。アダイウトンが中盤で効いている。

東京は連続してロングボール。連携面の練習が詰めていないということもありそう。中盤を作らない。

山ノ井が上手にサイドへパス。これは村上や永石とは違う山ノ井ならではのプレイ。

28分、東京はクロスから山下のヘディング。山ノ井がポストに当てながらキャッチ。ビッグプレー。

直後、渡が東京の青木を削って青木が負傷交代の模様。東京は交代選手がまた高校生かも。現在のチーム状況から選手のやりくりは本当に大変だと思う。渡はアフターに見えるチャージが目立つ時があるので、改善してほしいと個人的に思っています。一生懸命なのは伝わりますが、怪我をさせてしまうプレーは良くない。

35分、ワンツーからアダイウトンのPA侵入。この時間帯で一番怖い選手。

38分、クロスからアダイウトンのヘッド。山ノ井のセーブ。よく抑えた。

39分、森山に替えて前キャプが入る。今日の森山は非常によかった。前キャプがここで出るということは、確実に勝ちに行くということ。

40分、北島が相手のボールを奪ってシュート。惜しくもゴールの少しだけ横。

東京が押し込もうとしてくるも、福岡は集中した守備。DFラインから前線につなげないので、中盤で引っかかる。そんな中アダイウトンの突破でCK。ATは4分。

全員守備。セーフティーに行きたい。城後と渡も守備に奔走していて、東京はロングボール中心。リーグ開幕戦を払拭するような展開。

ATラストプレーは東京のFK。クロスを跳ね返して試合終了。

試合終了

1−0で福岡の勝利。リーグ戦合わせて今年の初勝利となりました。

東京さんはコロナのせいでチーム状態は悪かったと思いますが、福岡の視点で言えばカップ戦前節のチグハグだった試合からかなり改善されました。やはり田邉がスタメンでいたことが大きいと思います。

タナタツの初ゴール、山ノ井の素晴らしいプレー、井上の山下を抑えた守備にポジトラの縦パス。全てよかった。

そして熊本の右SB。CBとSBということで實藤を思い出します。クロスよかったですし、インナーラップを選択したシーンも良い判断だと思いました。

杉本、北島はそれぞれ一本ずつ入っていておかしくないシュート。というか入ったと思った。追加点を取れてないのはきついところですが、複数得点は引き続き課題ですね。

日曜にリーグ札幌戦

今年初勝利をきっかけに、リーグ戦でも初勝利と行きたいですね。実際、勝利をすることでチームの雰囲気は良くなると思いますし、チーム全体の底上げにもなっているはずです。今日は収穫の多い試合でした。

アビスパ福岡カテゴリの最新記事