アビスパ現状の振り返り

さてさて、今年のアビスパ福岡の試合もだいぶ進みました。

天皇杯とルヴァンカップは敗退しましたから、一番大事なリーグ戦の順位のみが残るタスクとなります。試合は現在21試合を経過。J1全部で20チームのホームアンドアウェイですから、38試合中21試合経過となりますね。残り17試合です。

目標に向けた途中経過

現在の勝ち点は29。1試合あたりの勝ち点は1.38となってますから、目標勝ち点である50に対して勝ち点52のペーズで進んでいます。この4試合連敗していますが、年間通しての勝ち点ペースとしては目標を上回っています。

得失点

得点23、失点26。1試合平均の得点が1点を上回っているのはいいと思います。失点は負け試合の時に複数失点していたりもしますから、個人的にはあまり気にしていません。

それよりも直近5試合で3得点という方が怖いですね。ハイプレスによるショートカウンターとセットプレーでここまで攻撃をしてきましたが、それだけでは厳しい状況にはなってきているように見えます。

決定力不足というのはすべてのサッカーチームが陥る現象だと思いますから、どちらかというと決定機不足なのかなと。とくに自陣深くまで押し込まれた後にどうするかが手詰り。サイドで杉本が時間作って押し上げる時はありますけど、そうなると主体的に崩して得点できていない現状にマイナスで繋がっていく形になるわけで。

ラインを下げて守ってもうまくいく試しがないように感じます。裏に広大なスペースを作りますが、それでもハイラインをなるべく保つべきだと個人的には思っています。

現在の課題

連勝時には出場していた志知や草民が離脱。これが連敗理由として挙げられやすいかとは思います。ただまあ、アビスパに対する他チームの理解度も変わってきてるでしょうし、一見さんではなくなったということが大きいのかなと私は思っていますが。

もともと6連勝も紙一重の試合をモノにして掴んだものです。現在の4連敗にしても、最初の2敗は惜しさもあった。

ただ、浦和戦と横浜M戦は完敗です。それこそ、現在の課題がくっきりと浮彫になったと思っています。ライン下げて守っても、重心が重すぎて前に運べない。かといって、普通に試合を進めていたら早い時間で失点する癖がついてしまっている。

いろいろと考えているうちに、エスナイデルが率いていた千葉さんを思い出していました。あれは究極なところを突き詰めていたと思いますけど、ある意味ああいった形に近いところが必要な現状なのかなと。前線減らして中盤を増やすという即効性のありそうなものも効果があるかもしれませんけど、中盤を詰めるならハイラインが肝かなと思います。そうなるとグティの良さって活きてくるのかもしれませんね。

次は17日にガンバ戦

五輪の中断期間がありますから、基本的に五輪が終わるまで試合があまりありません。去年、今年と過密日程で結果を出してますから、できれば過密日程であってほしいと勝手に思うんですが。選手は大変でしょうけどね。

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