J1第13節 アビスパ福岡 1 – 0 柏レイソル マッチレビュー

J1第13節 アビスパ福岡 1 – 0 柏レイソル マッチレビュー

ついに山岸と杉本が帰ってきました。もうそれだけで期待しかない。特に杉本は出場する毎に怪我してしまっているので、今日は怪我しないことを祈るのみ。

ところでスペシャルユニフォーム発表がされましたけど、コラボではないにしろ寄せてきましたね。やっぱコラボとしてやるには費用がかかってしまいますかね。でも試みは面白いなと思いました。欲しいですもん。

スターティングメンバー

個人的には山岸をずっと待っていました。このブログでも毎回書いている気がしますが。SHのスタメンは左金森右クルークスでしょうか。クルークスの引き出しがまだわからないところもあるので、もしかしたら逆かもしれませんね。渡は合ってきてるので、今日こそゴールを。※試合開始後に確認したところ、左金森右クルークスでした。

ルヴァンの累積でシャッフルされましたね。先日マリがフル出場しましたので、今日はフアンマがベンチ入り。セレッソ戦みたいな3人引き連れたヘディングおねしゃす。

ここからは試合後に書きます。

アビスパ福岡を中心に振り返る

いやー勝ちましたね。前半ちょっと微妙なところも後半は修正して勝利。がちっと応援して見ていると印象だけになってしまうので、DAZNで見直して冷静になってから書いていきます。

母の日仕様

そうそう、今日は母の日。村上が花の匂いを嗅いでました。

開始50秒、レイソル仲間のミドル

低く良い弾道のミドル。スタートしてすぐグローリがボール処理にてこずってコーナー。そこからの展開。

抑えの効いた良いシュートでした。村上のナイスセーブで事なきを得る。その直後、金森の斜め45度ミドル。いきなりシュート打たれた後だったので、盛り返す為にも良いシュート。

お互いに縦に速い展開

思考するサッカーが似ているところもあり、あまり握ってどうこうしようとはしない両チーム。

なかなか落ち着いた展開にならない間は村上が良く抑えてくれました。シュートストップはもちろん良いですし、CKのパンチングも安心して見ていられます。

前半8分。呉屋が奈良グローリをかいくぐってシュート。身体を抑えられながらもぬるっと足を出すあたり、怖い存在でした。枠にはいかず。

福岡は金森が突破まで行かずともCKを獲得連発。しかしエミルのキックは微妙に合わず。クルークスも反対からは蹴るんですが、こちらは最初から感触良さそう。

11分。クルークスのボールしか見てないアーリークロス。しかしこれが惜しい。球質がいいんでしょうね。

プレーはわかりやすく切りつつ、ショートカウンターとセットプレー中心で安全に入った感じです。少し握る時間になると前線は4枚が裏抜けを狙う。金森渡メンデスクルークス。メンデスだけはちょっと引いてみたり。

相馬監督時代の町田っぽい印象。ポジション凝縮して近くに皆が集まるみたいな。違うのはそこからワイドにも展開するところ。これはエミルや志知の存在が大きそう。15分、クルークスがPA正面でミドル。これは少し勢いなくGKのキャッチ。

柏は浮き球でDF裏に呉屋を走らせる回数が多め。福岡はセンターライン付近のプレスでボール奪取も数回あり。しかし柏のブロックも出足がよく、パスカットを連続でされる。

得点はなくとも、トランジションゲームとして展開は早い

福岡は相手CB or SBからボランチのところでパスカットが続く。渡のプレスにチーム全体が連動できてたように見えます。これは最近の試合の良いところ。

前からチャレンジしている分、突破されて呉屋や江坂に通ることも。この時に奈良グローリが身体を張った守備。実質マンツーマンなので、リスクはあれど安心感はありました。

相手も上島が強烈にチャージ。メンデス頑張ってましたね。

ちょっとファール流しすぎじゃないか?

これは両チームともに言えること。奈良が体落としされてノーファールはちょっと笑いました。奈良から手をかけてるので奈良のファールでもおかしくないシーンでしたけど、そもそも吹かなすぎるので危ないなと思っていました。

26分、江坂のミドル。村上の正面でしたが、無難にキャッチ。直後の27分、福岡は金森が持ち上がってPA横で起点を作った攻撃。相手が攻めた直後は常に金森が起点になって攻撃をやり返していました。相手を崩してはないにしろ、チームを勇気づけるプレー。

29分、前がスライディングで負傷。誰よりも替えの効かない選手な為、しばらく目を離せずに。何度か痛がっていたのでほんと怖い。

32分、呉屋が奈良の密着マークをかわしてドリブル。前がスライディングでイエロー。累積3枚目。呉屋はゴールこそなかったですが、奈良やグローリを上手にかわしていた為、相手として怖かったです。

33分、田邉の浮き球スルーパスからまた金森の突破。金森は何度もCKを獲得してくれています。しかしエミルのキックはGKが直接キャッチ。

前半はエミル志知共にあまり上がらず、SH含めた前線の4人が裏抜けを狙う展開。わりとうまくいった印象です。特に金森とメンデス。その対策として柏も5バックに。リトリートしてカウンター。

38分、渡が楔を受け、流れる展開からクルークスのグラウンダークロス。合わなかったですが、今日イチ綺麗な展開。しかし、その直後にクルークスが負傷。柏側のチャージを脇腹?あたりに受け悶絶。しばらくそのままプレーしましたが、結果的にこれが原因で負傷交代。久しぶりの杉本投入。ここからは金森右、杉本左。

その後も頭部同士がぶつかっても笛は鳴らず。ちょっと怖い展開です。にしても上島が出場している試合でメンデスが水泳帽。今日はなにかありますね。

45+2分、エミルのCK。低い弾道を金森のヘディング。若干エミルのフィーリングが合いだした感じでしょうか。それでもまだ微妙にずれが。

45+4分。柏右の崩しから呉屋がゴール目の前。グローリが斜め後ろからシュートブロック。おそらく前半で一番危なかったシーンです。グローリの足が届いてなければ1失点。

ここで前半終了。

後半開始早々アビスパ先制

ラグビーのようにスローインを繰り返しながら陣地を進め、相手陣内に押し込みCKを獲得。

1本目、惜しいキック。高さ速さ共に良い感じ。相手がクリア。

2本目、ニアサイド渡狙い。相手がクリア。

3本目、ファーサイド志知へ。完璧なキックを志知が対角線にヘディングシュート。ゴール。

前半から何度もCKを蹴ってきたエミル。前半最初のうちはうまく合ってなかったですが、さすがエミルです。何度も蹴ることができれば合わせてきます。

その後、集中して守る

柏はセンターサークル付近で江坂が受け、呉屋へスルーパスを数本狙うもカット。ここは福岡のディフェンスラインがよく集中していたと思います。

お互い展開が早いので、前線の選手が守備に走る走る。渡と金森が走るのは見慣れてますが、メンデスもよく走ってました。杉本は久しぶりの試合でちょっと身体がきつかったかもしれません。良い時はもっと身体がキレてる印象があります。

前線の選手がプレスをかける中、田邉や前がスペースを埋めてボール奪取までやる守備。これを後半途中で強度落ちずやれてましたから、やっぱ凄いなと思いました。

アビスパの連続した攻撃の時間

58分、渡に替えてフアンマ投入。ルヴァン累積でしっかり休養を取れての出場。ちなみにたいした話ではないですが、この交代の時の渡が面白かった。これが最後の試合なのかと思うくらい、みんなと握手。普通にチームに今後もいるよね?とちょっと心配になるくらい。フアンマとメンデスのツートップに。

柏は60分、右サイドの北爪に替えてFWのアンジェロッティ投入。3421から442へ。

61分、エミル左足の強烈ミドル。GK正面でしたが、左の強度も凄かった。そのあたりから分厚い攻撃を繰り返します。

時おり相手が裏抜け狙いのスルーパスが出ますが、奈良を中心に落ち着いて対処。途中プレスにかかった際もアビスパの戻りは早く、ブロックを敷いた守備を展開。後半はクリアボールを拾えることが多く、そこからキレのあるカウンターもできました。得点はならずとも見せ場は作る。後半飲水タイムまでの見せ場はエミルの左足シュートと志知の高速クロス。本当はどこかで1点取りたかったところですが、やりたいことは出来ている時間。

70分、柏は神谷に替えてドッジを投入。仲間を一列上げ、ドッジがボランチに。直後に仲間のミドルは奈良のブロック。

続けて柏の早い攻撃。江坂のクロスからアンジェロッティはヘディングで競ってクリア。大南も右サイド高い位置でクロスを狙う。

福岡の守備は相手ボランチと相手SHのところで分断。前田邉と杉本金森がよい連動で形を作らせないように。結果、相手DFライン付近から前線へスルーパスが増えるもパス距離が長く、対処は比較的安全に。

76分、相手左サイドで江坂がアーリークロスをアンジェロッティのヘディングシュート。志知がしっかりと身体を当てていながらも、その上から覆うように。枠にいけば危なかったシーンです。

その後も何度か柏の早い攻撃がありつつも、シュートの前で対応。ポジトラでは金森がこの時間でも活躍。

80分、志知のクロスから金森がコースを狙ったヘディング。勢いはなく枠に行きませんでしたが、惜しいシュート。

82分、福岡3枚替え。メンデス金森田邉アウト、宮重廣山岸イン。山岸も杉本同様、かなり久しぶりの出場。ここからはJ2時代に多かった5バック逃げ切りの形。

しかしJ2時代の5バックと違うのは、ラインを下げないという点。刈り取ることに特化した5バックといった印象で、全体でコンパクトに相手陣内でプレーするチャレンジをしていました。奈良がボールに対してチャレンジし、宮がフォロー。今までより安定した5バックに見えました。

山岸とフアンマがボールを収めてくれるので、ゲームを上手にクローズへ。特にフアンマは試合終了間際、一人でゴール前まで突破。シュートさえちゃんと打てれば2点目のチャンスもありました。

90分+1分。相手左サイド深くからのクロスに呉屋のヘディング。枠に飛ぶも村上セーブ。

その後、数回パワープレイをされますが、防ぎきって1-0で勝利。アビスパリーグ戦初の4連勝達成。公式戦7試合負けなし。4/14に川崎に負けて以来負けがありません。

個人的MOM

今日の個人的MOMは金森。

あいかわらず皆良いんですけど、今日はチームの先陣を切って攻撃を引っ張ってくれた金森だと思いました。特に金森が何度も獲ってくれたCKが先制点のきっかけだと思います。

次は15日(土)に仙台戦

少し間が空く分、マリを含めた戦術練習ができるんじゃないでしょうか。一週間空く時、直前の試合で勝利してくれるということがどんなに有難いことか。

次も期待しています。

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