「検索で上位に来るようにしたい」
よく聞く言葉です。どんな言葉で上位に来ればよいのか?というのが次の言葉として出てくるわけですが、そこで『福岡 居酒屋』でなんて言われると、「いや~」と返してしまいます。
この検索ワードを例にとって言えば、検索順位に並ぶのは『aumo』『hotpepper』『hitosara』といったWEBメディアの大手。2ページ目の最後(20番目)にミシュランが来ています。
これらに権威性とPV数で勝負を真っ向からするのは得策ではありません。どうしてもこのワードでかけたいとなれば、リスティングでお金をかけることになってきます。
※『aumo』さんの場合、国内WEBサイトという枠組みで773位(2019年12月分)という、非常に高い順位を誇っています。
※シミラーWEB調べ
SEO対策を施せば効果が出るのか?
まず、ワードの選定=お店のストロングポイントの細分化が必要となります。
例えば『掘りごたつ』が最大の売りの居酒屋だとすれば、掘りごたつで検索しているユーザーを高確率でゲットすることに重きを置くことがおすすめです。
『福岡市 掘りごたつ 居酒屋』みたいな感じですね。それでも福岡市ではライバルが多くて大変だ、、、となれば『天神 掘りごたつ 居酒屋』で絞ってみる等。あくまでWEBサイトの内の言葉のチョイスの話です。
飲食であれば『地域』『ジャンル』『特徴』の3点をワードとしてページ内やディスクリプションにちりばめることで、想定している検索ワードでかかりやすくなります。
客層の選定も同様に考える
上記の『掘りごたつ』というワードであれば、客層は比較的高めを想定しているかもしれません。店舗自体のコンセプトとワードがマッチしていることが非常に大事です。
また、クライアントや作り手が想定している相手と、実際に検索して来店されるユーザーは相違がありがちです。用意したワードで得た効果・成果から、次のワードへと移行する仕掛けに変化させるべきです。最初に用意したワードに来店効果が無かったのだとしたら、それは効果がなかったということがわかったとポジティブに理解しましょう。
個人的に最近あまり聞かなくなった言葉ですが、『PDCA』を回すというものですね。
実際に施すSEO対策
SEO対策と言葉にしても、対策する角度は様々です。
元々は「検索にかけたい言葉を多数散りばめましょう!」というところから始まってますし、検索用ワードを画面下に無作為に羅列したようなサイトも多々ありました。
そこからどんどん進化していくわけですが、これはある意味Google AIの進化に市場が合わせていっているようなものです。現在ではSEO対策として『上位にかける対策』と『検索にかけたいワード』はある意味別のものとして考えた方が良いかもしれません。では上位にかける対策とは?
SEO対策は日々進化している
Googleというのは1企業であって自治体ではないので、その企業の用意している検索エンジンの解明というのは明らかにされているわけではありません。Googleに携わっている方がブログ等でヒントをくれたり、検索エンジン解析に努力している人の情報から傾向と対策を練って対応します。
私が最近一番意識しているのは、『モバイルファースト』と『軽量化』の2点です。Googleの検索基準がモバイルになったことが発表されている中、モバイルにとって大事なことは軽量化です。数年前からあったPageSpeed Insightsで高スコアを出すということが、一つのSEO対策となったと言えます。
SEO対策という意味では、3~4年前はモバイルフレンドリーテストに合格していればよかったという考えだったのですけどね。読み込みに時間がかかれば離脱率が上がる為、軽量なサイトの方が元々良いのは間違いないわけです。よりユーザビリティが上がった流れなのは、Googleがユーザー視点に立った施策を出しているからでしょう。
この軽量化により、WORDPRESSでサイトを作る際は必要ないものを削除して完了させる必要が出たかなと考えています。様々なプラグインが使用できて便利なCMSですが、テンプレートを使用したりすると動いてほしくないjsや、必要ないcssを読み込んだりします。それが現在では邪魔になってきているということです。
まとめ
私がWEB制作の仕事を始める前は、1ページあたり200KB以内に抑えるように教えられていたという方がいました。そういった形に少しずつ戻っているのかもしれません。ただし、画質等を落とさないようにWebPみたいな新しい圧縮拡張子が出てきていますから、もう少しするとスタンダードな波がまた固まってくるのかもしれません。
ちょっとざっくばらんに書いてみました。SEO対策は様々なアプローチが出来ると思いますので、一つの参考程度にお考えください。