クルークスがセレッソ大阪へ移籍

今日正式に発表されました。

各所の情報から覚悟はしていましたが、実際に決まると寂しいですね。

当時、公式サイトに新加入発表が不意打ちのようにやってきたのを覚えています。20時30分くらいだったんじゃないかな。

するとインスタのムービーはかっこいいし、選手紹介動画を漁っていくと左足にロマンが詰まってそうだし。期待が膨らみました。

コロナ禍で新外国人選手が遅れて入国となった2021シーズン。福島で隔離期間を過ごすのも一番乗りでした。情報も特にないし、ただそれだけで真面目な選手のようだとちょっと嬉しかったのを覚えています。

4月の中頃にチームに合流、月末のルヴァン鳥栖戦で早速左足が炸裂。グラウンダーの巻いたミドルでした。下の動画ではちょうど2分あたりから。ちょっと懐かしくて全部見てしまいがちです。

2021はシーズン通すと金森が右SHで多く起用されてました。クルークスは勝負を決めるジョーカー的な立ち位置だったり、スタメンから攻撃のスイッチを入れる役割として起用されていました。

出場数が伸びなかった主な要因は守備の強度にありました。この年の金森はフル回転で守備面の粘り強さもあり、右SHの1stチョイスだったと思います。

そして今年、シーズンが始まるとクルークスは進化していました。

守備に戻るスプリント、中に絞ったSHとしての動き、そしてデュエル。全てにおいてチームにフィットさせてきたと多くのサポーターが感じたと思われます。

2021にスタメンが10試合しかなかったにも関わらず、2022はスタメンの試合が23まで増えました。途中出場も踏まえれば出場試合数は31。出場していない3試合のうち2試合はシーズン最後の2試合です。

2021ホーム川崎戦で勝利した時のゴールは長く語り継がれると思います。去年のアビスパ福岡が持った明確な武器であり、誇らしい存在でした。

今年は左足の警戒が強く、二人がかりで止めに来たり、とにかく左で上げさせない守備を敷かれてきました。しかし、クルークスの凄いところはここからで、縦に行って右足のクロスを上げるようになりました。そしてこの精度がまた高い。強さこそ左足に及びませんが、右足のクロスも警戒に値するものとなります。

すると、また左足でも上げる機会を作れるようになっていきました。左足の威力に目が行きがちではありますけど、縦のスピードもかなり速いので左を警戒しすぎると縦を切れないんですね。対策されても自力で解決してしまうところが、クルークスの凄さでもあります。

日本にやってきて自分の価値を高めることに成功したと思いますし、他クラブから求められるような存在であることが嬉しくもあります。ただ、クルークスは福岡でとても人気の選手で、ユニをクルークスにしている方も大勢いました。そういった方々の悲しみを考えると辛いものがあります。

福岡で愛されたクルークス。今後はセレッソ大阪さんに所属とはなりますけど、今後も長く活躍してほしいと願っています。アビスパ相手の試合ではあまり活躍してほしくはないんですけど、、、それでもクルークスゾーンからのミドルを敵として見たい気持ちもあります。きっとえげつないんでしょうねえ。

今回はこれまで。

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