固い前半、動く後半。どのチームも初戦はやはり固い。
試合は面白かったんですが、その後のデンマーク-フィンランドで受けた衝撃が大きかったので、しばらく落ち着かず。これは後ほど。
握るスイス、カウンターのウェールズ
両チームにはフィジカル差がかなりあり、パスワークもフィジカルに勝るスイスがなめらか。前半のウェールズは前線の高身長プレイヤームーアに当ててカウンター狙い。
初戦からか、ウェールズはかなり引いた形。スイスにいいように回され、危険なシーンを作られていたように思います。
スイスは前線のエンボロがターゲットとして機能。しかしシュートの部分で精度がもうちょっと。
先制点はスイス
エンボロの激しい突破からシュート。GKが弾いて得たCKをヘディングでゴール。今大会の注目選手に躍り出た感じでしょうか。ウェールズのGKも再三ファインセーブをしていましたが、これは防げなかった。
ウェールズも先制されてからはラインを上げ、パスワークで崩すように。前半はベイルが前線で孤立するシーンが多く、個人で打開するにはちょっともう勢いがなかったですから。選手間の距離が近づいてからは良い展開が増えました。
ムーアのヘディングで同点
斜め後ろからの難しいクロスをヘディングで合わせてゴール。上手かったですね。ゾマーの度重なる壁っぷりを突破した、執念のゴールでした。
後半はベイルが一列下がってパスの出し手に回ったのが功を奏したように見えました。点を取られてから全体的に意識が前に行ったことも原因ではあるでしょうが。終盤にベイルがドリブルで持ちあがるシーンがありましたけど、往年のキレはなかったように思います。
1-1のドロー
試合展開からすれば、スイスにとっては痛いドロー、ウェールズにとってはしてやったりといったところでしょうか。初戦ではありますが、イタリアの出来が非常によいですからね。トルコも含めた三つ巴になりそうな形です。