J1第16節 横浜FC 1 – 1 アビスパ福岡 マッチレビュー

Win10の大型アップデートのせいでパソコンがずっと立ち上がらず…買い替え時なのはわかってるんですが、お金がかかりますな。今月は車両税もかかりますし、車検もすごく高くつきましたし。そんな中でも生活のオアシスはアビスパ福岡。これでまた、生きていけますね!

スターティングメンバー

先日書いた記事では過去の所属選手ということで六反と松浦を挙げましたが、武田もいましたね。思い起こせば2014年くらいににキッカーもやってたような。

福岡は久々に山岸と重廣がスタメン。個人的にはこの二人が入った時のショートパスで崩すサッカー好きなんですよね。志知は湘南戦で首を痛めた様子があったので、それでスタメンをはずれたかもしれません。

今日も楽しみです。続きは試合を見てから書きます。

アビスパ福岡を中心に振り返る

うーん、引き分けです。

前半、繋ごうとしたが上手くいかない福岡

今日は「パスで崩す」という狙いを持って臨んだように見えました。ゴールキックをDFに預けるというシーンは、過去の福岡でまず見ませんからね。今後のJ1を戦い抜く(来年以降も含め)においてのチャレンジの一種だったのかなと思いました。

ただし、守備時における積極性もちょっと薄れてしまったような。うーん。

前半2分頃~。横浜FCが連続でサイド攻撃。クロスからクレーベやマギーニョ狙い。特にクレーベが存在感ありますね。千葉の頃より動きが良い印象です。

7分頃。横浜FCは福岡のダブルボランチに入る段階でプレス。福岡はそれなりに交わしながら、サイドを経由して前線へ。

繋いでゴールに迫るのは試みとしてとても良いと思うんですが、縦への推進力がちょっと足りてない。だいたい左サイドを中心にコンパクトに三角形を作って攻めあがる感じ。右サイドはわりと今まで通り、縦に縦に。

12分、クルークスが左サイドにきて守備するもカットされる。横浜FCの出足が早く、微妙にずれるパスは取られる。

15分頃。重廣が持ち上がって右サイドクルークスへ。シンプルに欲しそうでしたが、タメてクロス。ちょっと周りとの連携不足が見られる。パスが繋がるとかじゃなく、やろうとしている絵を共有できていないような。

19分頃。福岡陣内で横浜FCに守備でハメられ、シュートまで。自陣をパスで繋いでいくのはいいんですが、ちょっと危なっかしいです。

26分、横浜FCが左で起点を作り、クロスからクレーベのヘディングでゴール。いや~、上手いヘディングでした。フリーにさせてはいませんでしたが、クロスの質が非常に良かったのもあり、身体を当てた守備ができなかったですね。

30分、福岡の連動した攻撃。左サイドから右サイドまでショートパスで繋いでクルークスの高速クロス。山岸がシュートにいくもブロック。良い攻撃なんですけど、やはり気になるのはクルークスのプレイが単調なこと。

カットインして左足というのは非常に精度もあるのですが、だいぶ研究されている様子。杉本のようにセンターに入ってショートパスで違いを出せると面白いなと思うんですが。そういった点では右サイド金森ほどのバランスは、まだないかもしれない。個人的意見ですが。

33分、中央で杉本からスルーパス。ちょっとズレましたが良い攻撃。

34分、横浜FCのバックパスをGKが空振り。あやうくオウンゴールしそうに。

37分頃。福岡がボールを回すも相手ゴール前まで迫れず。杉本のプレーが一番崩せそうな匂いがあったと個人的に思うのですが、具体的には距離感を詰めるということですね。センター付近で人が集まり、ショートパスを増やすイメージでいたのかなと。たしかにそのプレーは面白いしアリだと見てても思うのですが、全体の連動が足りてないです。

横浜FCのプレスが前半ずっときつめでしたが、30分経過するくらいからちょっとずつ運動量は落ちているように見えました。

前半終了

1点リードされましたし、横浜FCの守備がしっかりと連動していました。しかし、福岡もチャンスは作るのですが、肝心な何かがマッチしていなかった。その何かは大事な部分なんですが、上手く説明できない。うーん…意思疎通…かなあ。

一番気になったのは金森がいないことで、気が効いた存在が不足していること。次に山岸のプレイが物足りなかったこと。単純に競って勝つという話じゃなく、一度ダメな時の切り替えの遅さ。これが一番気になりました。山岸とメンデスが二人で連携したシーンもなかったような気がします。横浜FCさんの守備で分断されたとも言えるのかもしれませんが、それだけではないかなと。

後半開始

メンバー交代はなし。

49分、横浜FCの攻撃。左サイドで松浦がタメてクロス。マギーニョのヘッドは村上の正面。ヘディングの質次第では危なかったシーン。

今日はエミルがなかなか効果的に上がれない。比較的後ろからアーリー気味に上げますが、ほぼ真後ろからのクロスはメンデスが当てるも収まらない。

54分、福岡自陣で前がうまくプレスをかわしたパス。重廣が持ち上がるも、メンデスの裏抜けを感じれず左へはたく。結果シュートまでいけず。パスで崩すサッカーは良いんですが、縦の意識が薄れているシーン。

57分、クルークス、エミル、前が三角形を作って右サイドの崩し。クルークスのクロスはGKがキャッチ。これはちょっと距離感が遠いですが、良い攻めだったと思います。

続けて59分、輪湖の右足クロスをメンデスヘディングでゴール。同点、1-1。

PA前中央で重廣が持ち上がり、いわゆる「ペナ角」から利き足ではない足で丁寧なクロス。重廣の持ち上がりも良かった。こういったシーンで決めきれるメンデスはさすが。

60分、エミルのクロスを山岸が収め、中央に落として杉本のシュートはバーの上。やっと出た山岸の落とし。杉本のシュートはせめて枠にいってほしかった。

61分、横浜FCも右サイドからショートパスをつないでゴール前松浦のミドル。これも可能性あるシーン。

試合がラスト30分くらいからお互いシュートシーンが増えてきました。

63分、メンデスがスルーパスを出し、クルークスが角度のないところでミドル。これは枠外。

続けて63分、山岸の突破からシュート。これは相手の身体を当てた守備に合い、枠外。

押してる時間なんですが、シュートが枠に行っていません。64分、山岸に替えてフアンマ投入。後半の山岸は前半とは違って存在感出してましたが。フレッシュなフアンマに期待です。

65分、メンデスが味方のパスに反応して突破。それをPA内で横浜FCの選手が倒してPK獲得。

キッカーはフアンマ。えっ!?フアンマが蹴るの?と思った人も多いんじゃないですかね。正直、正直な話、不安しかなかった。

フアンマのキックは枠外へ。前節はメンデスがはずしましたから、それで蹴ることになったとは思うんですが。個人的にはPKはエミルが蹴ればいいんじゃないかと思います。もしくは前キャプテン。

75分、横浜FCのコーナーキックを村上パンチング。けっこう際どいプレーだったと思いますが、落ち着いて対応できていました。

76分、メンデスと重廣に替えて渡と田邉イン。前半から横浜FC
さんのプレスが強かったので、この時間帯で足を生かしたい。横浜FCは途中交代で入ったジャーメインが守備で目立っていたように思います。

78分、杉本がライン裏にスルーパス。渡届かず。時間帯からして狙い通りのプレイ。

横浜FCはこの時間でも変わらずハイプレスにきますが、田邉が下がってもらうorフアンマに当てるという選択肢が増え、プレスをはがすのはそこまで苦ではなくなる。

84分、杉本クルークスに替えて石津湯澤イン。

85分、湯澤がロングボールに競って味方に落とし。シュートまでいかなくも、怖さのあるプレー。続けて石津が進入。フアンマと絡んでワンツーもシュートは出来ず。

88分、福岡のハイプレスでもぎ取ったボールをPA付近でパス交換、石津のミドル。ブロックに合う。

92分、横浜FCのカウンター。鋭さがありましたが、ちょっとゴールから遠いところにスルーパスがいった為、事なきを得る。

93分、横浜FCロングボールからヘディング。これは力なく、村上が収める。

95分、田邉のクロスをフアンマ。力が入りすぎたか、ヒットせず。

決めてに欠き、このまま試合終了。1-1の引き分け。

難しい試合でした

前半やろうとしたサッカーは決して悪くないと思ってるんですが、意識レベルで縦の推進力を失ったのが痛かったですね。 なかなか勝てない時期のパスサッカーをやっているチームみたいでした。

PKはずしたうえで引き分けですから、勝てた試合と一応言えるんでしょうね。通して見た感じ、引き分けは妥当な印象でした。

個人的MOM

難しい試合でしたが、点を決めてPKも獲得したメンデスがMOMだと思います。

週末は大分と

次は5/30(日)15時、大分トリニータとリーグ戦です。連勝が止まりましたから、次の試合をどう戦うのか非常に注目されます。前半の入りがいつもよくないのが気になりますが、私だけでしょうか。逆に後半開始でいつも修正できるのは凄いんですけどね。

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