九州ダービーです。
前回はスコアレスドロー。福岡鳥栖ともに一番集客できそうなカードなのに、金曜開催ってほんとやめてほしいなと。前回の福岡ホームでも金曜(しかも4月1日)ただでさえコロナ禍で入場制限とか諸々あるわけですから、集客見込めるカードは普通に土曜夜開催がいいなと思う次第です。
余談ですが、今日は体調を崩しています。熱はなかった為、おそらくただの疲労です。今晩は九州ダービーですが、自宅でゆっくりとしながら観戦します。水曜のガンバ戦はチケットあるんで行きたいところですけどね。
スターティングメンバー
集団コロナ感染前のメンバーがほぼ戻ってきました。中村駿だけは未だにメンバー入りしていませんが、夏加入の平塚が存在感を出しているため、そこはいい具合に競争になっているのかもしれません。
前節グローリがレッドをもらった為ベンチ入りもなし。しかし、今回奈良が復帰したことは非常に大きい。最近続いている早い時間帯の失点を防いでほしい。4バックのCB控えとして柳というのは若干未知数。
GKは永石に戻りました。村上もシュートストップに関しては反応が良いですが、今日は永石の守備範囲の広さに期待したいです。前嶋や田邉もいるし、全体でコンパクトに押し上げたサッカーもやれるんじゃないかなと思います。
ところで、鳥栖さんのベンチにDF登録の選手がいませんね。何か不測の事態があったのか、もしくはそういった戦略なのか。どちらにしろ点を取るという意識は高そうです。こちらもベンチにはマリとルキアンが控えてますから、前回対戦とは違った展開になるかもしれません。
金曜開催唯一の試合、そして九州ダービー。勝ちたいですね。
アビスパ福岡を中心に観戦する
前半
右田中、左クルークスでスタート。
4分、鳥栖が右サイドからFK、ジエゴが折り返して本田の当てにいったボレー。枠外。
鳥栖は後ろから繋ぐ展開。福岡はDFからロングボールをフアンマ山岸に当てにいくも、前半早い段階ではまだ収まっていない。
13分、山岸が囲まれながらもキープし、志知の飛び出し。CKを得る。ショートコーナーからクルークスのミドルは防がれる。
17分、真ん中でアバウトなボールを田中が処理しようとしたところ、鳥栖がチャージして保持。本田に縦パスが入ってシュート。決まって鳥栖先制。1−0。
23分、フアンマがロングボール対応時にジエゴの手が顔に入ってFKを得る。そのFKをクルークスが蹴り、フアンマが押し込んで同点に追いつく。1−1。
※得点を取り消された。納得いかないがジャッジリプレイで確認するしかない。
しかし直後にクルークスが決めて追いつく。正真正銘の1−1。フアンマがペナ内で収めて横に流し、クルークスが流しこんだ。サポーターを煽るクルークス。
得点や失点などで後から気づいたような形になったが、クルークス右、田中左になっている。
30分、鳥栖の岩崎が自陣から左サイドを縦に突破。前嶋が体で止めてイエローをもらう。直後のFKは難しい対応となったが、永石がナイスセーブ。CKからのミドルは永石正面。
35分、鳥栖の長いパスをペナ角でトラップ。永石が飛び出して防ぐ。かなり際どいシーン。
36分、山岸が奪って左の田中へパス。田中がDFとGKの間に絶妙なクロスを入れたがクルークスがキックミス。一点もののシーンだった。
38分、田中のクロスに山岸がDF抱えながらヘディング。GK正面に飛ぶ。連続して田中のクロスが良い。
今日はビルドアップ時に前キャプか田邉がDFラインに落ちてきている。奈良と宮が幅を取って3バックのような押し上げをしていて、前半途中から機能してきているように見える。
前線にフアンマがいる時の常套手段みたいなもので、GKからフアンマめがけてロングボールを多用している。近くにクルークスが大体いて、二人である程度攻めの形を作れている。前嶋のフォローも良い。
前キャプのセカンド回収がだいぶ「らしい」感じになってきた。疲労やコロナなどでいまいちな時もシーズンではあったかもしれないが、このセカンド回収率こそが前キャプテンの強みだと個人的に思う。
前半終了
1−1。先制された後の時間は福岡の良さがずっと出ていた。時間が経った今でも、取り消された得点シーンはゴールだと思う。
福岡はフアンマのフィジカル、鳥栖は岩崎のスプリントという特徴がそれぞれ出た。コロナによって選手が揃わない時期も続いてきたが、コンディション含めて戻ったように思えた。展開としては鳥栖トップ下の本田をいまいち捕まえきれていないが、全体としては悪くないと思う。何より後半にジョンマリとルキアンが控えている。
後半
前嶋に替わって湯澤が入る。イエロー1枚もらっていることが影響した様子。湯澤もルヴァン神戸戦の2nd良かったので期待しています。
鳥栖が押し込んでボール回し。福岡は引いてブロックした守り。スペースを作らないことで岩崎の突破を防いでいる。
49分、山岸が浮き球に反応。ペナの角度ないところからシュートを打つも枠外。
52分、クルークスのCKにフアンマのヘディングは枠外。
55分、福岡と鳥栖のトランジションの応酬。田中のカットインからのシュートは防がれる。
57分、鳥栖が押し込んでパス回しから福田のミドル。飛び込んで防ぐ。一連の流れで宮代が永石にチャージしてイエローをもらう。
60分、山岸田中が下がって金森ルキアンが入る。
63分、セカンド争いで前キャプがかわされ、宮が意図的に体で止めるような形に。イエローをもらう。
鳥栖は本田に替えて垣田が入る。
少し膠着状態。精度を欠くシーンが少し目立つ。スタートから飛ばしてきたはずなので、お互い疲れが見え始めているのかもしれない。
鳥栖は岩崎に替えて西川、宮代に替えて小野が入る。
74分、前キャプのタックルをファウルと判定される。(判定厳しいと思う)そのFKはニアを狙われるもオフサイド判定。
後半の大半を過ぎてもデュエルは激しい。
83分、フアンマに替えてジョンマリが入る。
84分、鳥栖が右に起点を作ってシュート性のクロス。ゴール横に流れる。危なかった。
鳥栖は長沼藤田が下がって手塚菊地が入る。
85分、福岡はペナでジョンマリからルキアンに出すも通らず。
86分、鳥栖は左からクロスに垣田がニアでヘディング。枠外。
金森が左から突破して中に入れる。クルークスのミドルは防がれる。
鳥栖が連続してクロス。合わせたヒールは枠外。
終盤、ルキアンとジョンマリがそれぞれ小野ジエゴとやり合う。ジョンマリはアフターチャージでイエローの判定。
95分、福岡のカウンター。ルキアンが収めて前キャプが大外に展開、右のクルークスから湯澤のインナーラップ。クロスもジエゴが対応。
試合終了
1−1の引き分け。
今年はリーグの2試合とも引き分けに終わりました。ゴール取り消しに悶々とするものがありますが、試合そのものは見応えあったのではないでしょうか。
ジョンマリが入った後にボールを供給できなかった。前半の失点後からは福岡の時間。後半途中からは鳥栖の時間という感じに見えました。
存在感を見せたという点ではフアンマ。ロングボールにほぼ競り勝ち、ペナ付近では懐深く収めてから散らす。幻のゴール、直後のアシストもフアンマ。
前キャプもコンディション戻ってセカンド回収率が高かったと思います。コンビを組んだ田邉も体を張ったプレイ。クルークスのゴールを生むきっかけとなったフアンマへのパスも田邉。特に田邉は福岡5年目でもあり、今日のスタメンで一番連続した在籍歴が長かったはず。なんていうか、アビスパ背負ってるんだなと伝わるものがありました。
正直今日体調すごく悪かったんですけど、試合終わった今は発散しきれていない悶々が燻っています。勝ちたかったですね、本当に。