2022シーズン 第4節柏レイソルvsアビスパ福岡

2022シーズン 第4節柏レイソルvsアビスパ福岡

久しぶりに約1週間空きました。今日、そして19日の2試合しか、今月はもうリーグ戦がありません。ともにアウェイ。

開幕から3試合。内容は決して悪くないのですが、勝ちきれませんでした。今日は好調柏さんが相手ですが、引き分けと言わず勝ち点3が欲しい。昨年末から連続引き分けのJリーグ記録更新中ですから、それを今日良い方で止めたい。

スターティングメンバー

熊本と杉本がリーグ戦で今年初のスタメンでしょうか。特に杉本はルヴァンでかなり身体がキレてましたし、期待できると思います。解説者によってはボールをこねすぎと評されたりしますが、私としては時間を作ってくれているように見える選手です。福岡はポジトラで簡単にボール取られすぎなので、ちょっと小休止を作ることで心身落ち着きますからね。ただ、バイタル付近で持ちすぎる傾向も確かにある。

グローリに替えて熊本はちょっと意外でした。今日の相手はドウグラスということで、福岡の対人最強格であるグローリが抑えにかかるものだとばかり。しかし熊本も存在感を発揮しつつありますし、期待しています。しかし、おそらくドウグラスには最初面食らうとは思いますが。

アビスパ福岡を中心に試合を見る

前半

2分、柏のPA内侵入。ドウグラスのトラップが流れたから助かったものの。目茶苦茶危ないシーン。

試合開始から球際激しい。バチバチです。

山岸がセンターサークル付近でボールキープが数回続く。日本人FWのポストプレイはJ1でも屈指だと思う。収めるだけじゃなく、その後のパスもいい。

7分、湯澤のクロスを山岸の叩きつけたヘディング。枠外だがよい形が出ました。

そこから続けて福岡の時間。熊本も縦パスをチャレンジしている。

福岡はサイドに振って展開したい、柏はまずドウグラスに当てたい。そんな意図のロングボールがお互い多い。

15分、柏三丸の単独突破からCK。これは村上が競り合ってキャッチ。あの競り合いをキャッチできたあたり、去年より自信が溢れている。

17分、連続して福岡は左サイド志知のクロス。杉本金森が前線で裏を取ったりボールを展開したり。

福岡も柏もチームのスタイルが似ていて、ハイプレスされるとパスミスしがち。

21分、小屋松のミドル。村上はパンチングで逃れる。無回転っぽかった。

全体的にDFラインが下がりすぎている。おそらくドウグラスの存在感がそうさせていると思う。ちょっとこの状態は危ない。

24分、柏は椎橋が負傷退場。ドッジが入る。

この時間、中村駿がパスを散らす。

29分、マテウスサヴィオのミドル。村上の正面。

29分、柏は右サイドからPA内に侵入。マテウスサヴィオのゴール。1−0。

ニアを抜かれました。やられた。しかしこういう試合、1失点は折込済。福岡も点を取らないといけない。

31分、福岡が押し込んで中村駿のミドル。バー上。中村駿のシュートがなかなか枠に飛ばないのは気になる。

金森と三丸がヘディングで接触。右目の上が思いっきり腫れて痛そう。

立て続けに柏の時間。マテウスサヴィオとドウグラスを捕まえられていない。CBの底に圧がかかってないような感覚。

前線でルキアンが瞬間的にボールを出せるタイミングになるものの、そこから湯澤や金森とポジショニング的に合ってない。

福岡はセカンドボールの回収率が高いので、精度の部分がもっと良くなれば。杉本のクロスは惜しかった。

AT2分、福岡のFK。防がれて柏のカウンターは宮が防ぐ。

前半終了

柏の前線の迫力に押し切られたような印象。去年、福岡が得点してきたようなパターンだった。

今日の福岡は主体的にボールを持って回すことが多く、PA内にもちらほら侵入はできている。ただし、湯澤と志知が同時に上がっている時間もあり、熊本と宮の負担が大きい。マテウスサヴィオのキレあるドリブルも脅威ですけど、何よりもドウグラスにストレスを与えられてないのがきついかなと。

ただ、福岡も攻撃はできていた。

後半

交代は無し。

福岡のハイプレス。柏はそれを交わしてCBからセンターサークル付近の前線へロングボール。

変わらず球際の激しい試合。50分、クロスから杉本のヘディングは枠外。直後、前からルキアンへスルーパスも収まらず。

54分、金森杉本が下がり、クルークスとタナタツが入る。杉本はよかったと思うけど、今日の金森は見せ場を作れず。

57分、山岸が潰れながらPA内でラストパス。中村駿のシュートはGKキャッチ。

59分、柏ゴール前で入ったと思うようなシーン。あれ入ってないんですか。そうですか。前のシュートがバーを叩き、その後のルキアンのヘディングはGKにとられる。

押し込む時間が続く。

68分、ツートップ替え。フアンマと城後が入る。

68分、柏の攻撃。PA内でフリーのシュートを打たれるもヒットせず、キャッチ。

71分、柏の攻撃。PA内でシュートを打たれるもブロック。ギリギリの攻防。

福岡はフアンマに当ててからの展開を狙う。

74分、タナタツの突破でFKを獲得。左サイドで起点を作る。

FK崩れから中村駿のスライディングシュート。外れる。

押し込めるものの決定的なシーンに至らない。

83分、福岡のCKから柏のカウンター。村上が1対1をセーブ。

福岡が長く押し込んでいるものの、柏の出足もいい。

85分、クロスから湯澤のシュート。GKがセーブ。もう少し角度をつけれれば。

中村駿を下げて田邉が入る。

ずっと福岡が押し込んでいるものの、柏の守備をこじ開けられない。フアンマは競り勝っているんだけど、ゴール前の部分で鍵がかかっている。

つまり、惜しくない。柏のゴール前を固めた守備が功を奏した。ずっと柏のサイドで攻撃しているものの、放り込むという選択肢しか取れない。湯澤のシュートがしっかり振り抜けたものではありましたが、コースがGK近くでした。

試合終了

1−0で負け。

失点シーンはある程度仕方ない。ディフェンスのL字が崩れていたので、おそらく志知が上がろうとしたところの裏を取られた形だったのかなと思います。

また、交代については結果論ですが、山岸は残しておくべきだったかなと思いました。今日キレキレでしたし、相手ディフェンスの間で受けることもできていたので。後半2枚替えの結果、フアンマを狙った浮き球がメインに。それはそれでマイボールにしてくれていましたけど、フアンマと山岸なら平面の連携でDFラインを崩せたかもしれません。ロングボールメインですよ!ってはっきりとしすぎた印象です。

タラレバですが。

ルキアンは右足に切り替えることを相手に読まていたと思う。フォローも金森と今日はうまく噛み合っていなかったように見えました。※右目が見えにくかったのも原因としてありそう。

アビスパとしてはルキアンが相手PA付近でボールを持てるんですけど、そのフォローが噛み合ってないから勿体無いロストが多い。ルキアンが一瞬躊躇してからボールを出している印象。それを球離れが悪いと見るか、フォローがないと見るか。私には後者に見えましたが、人によっては前者に見えるかもしれません。

点が入らない

リーグ戦4試合で1得点。決定機の演出はできている上で入らない。

4試合で1得点2失点、3分1敗。勝敗はもちろんですけど、得点が入りそうで入らないが多すぎて。

1勝が遠い時はホント遠いですもんね。いろんな自問自答、粗探しがあったりすると思います。しかし、発想の転換と言いますか、ほどほどに次に向かうということも大事だと思うのです。

J1で練習の成果を発揮できつつも結果にできないでいるという現在。まさに前向きにJ1を戦っているわけです。まだまだこれからです。

にほんブログ村

アビスパ福岡カテゴリの最新記事