ルヴァンカップGS4節コンサドーレ札幌 1 – 1 アビスパ福岡レビュー

ルヴァンカップGS4節コンサドーレ札幌 1 – 1 アビスパ福岡レビュー

ルヴァンのまともなレビューは初ですね。アイキャッチの画像、我ながら手抜きすぎな気もする。

スターティングメンバ―

コンサドーレ札幌

控えメンバー

アビスパ福岡

控えメンバー

スタメン発表がかなり遅かった上、ベンチメンバーが6人。何もなければいいですけど、ちょっと心配になってしまった試合前。

アビスパ福岡を中心に振り返る

前半25分あたりまでは耐える時間帯

リーグ戦でもそうですけど、札幌さんの入りはけっこう握って攻撃的な印象です。そこで得点を許さなかったのは良かったですけど、開始すぐキャプテンマーク巻いた輪湖がイエローもらったのは冷や冷やものでした。前半は特にそこで崩されましたね。

なんかぎこちなかったというか、一歩目が遅かった前半。こういうのが上手く連動していない状況ということだろうと思います。

崩されるシーンはありましたけど、1点ものというシュートはそこまで目立たなかったような。永石の落ち着いたプレーが前半無失点を呼び込んだと言える部分もありますし、相手のシュートミスに助けられた部分もあります。相手のロングボールをこちらが上手く処理できないシーンが散見されたので、そこはもっとシンプルにクリアでいいんじゃないかと思いながら見ていました。

小見出しにありますけど、前半25分くらいまではほとんど主体的にボールを持てませんでした。そこから少しずつ攻撃もでき始めましたが、相手を崩すシーンは作れず。特に福岡の左サイドからの攻撃が連携面で上手くいかず、右サイドの吉岡湯澤のところからチャンスを作りかけるシーンが少し。

守る印象の強い前半でしたが、城後のラインブレイクは比較的有効だったように見えました。

後半はアビスパの時間帯を多く作る

リーグ戦でもそうなんですけど、前半耐えて後半勝負みたいなチームになってますよね。今回はそういうプランだったというより、動けなかった前半という印象でしたけど。

前半、あまり機能しなかった福岡の左サイド。しかし後半は輪湖の上がりや北島の突破等、意欲的に攻めていました。特に北島が前線で出足よくプレスに走り回り、マイボールになるきっかけを作れるように。

今日はカウエがパスを散らそうと奮闘。全体的に動きが少なくパスの出しどころに困っていた前半でしたが、後半は多少繋げた印象でした。しかし、ちょっとずつパスがずれてしまうのが気になるところではありますが。

後半10分~12分頃、札幌福岡共に3枚替え。福岡は前、エミル、金森の投入。イエローをもらっていた輪湖、森山、前半からかなり走った吉岡が交代。福岡の視点で言えば、前が入ることで試合が落ち着いていきました。

試合も残り30分くらいからは全体的に間延びした展開。中盤にスペースができやすくなり、金森フアンマ城後等がボール保持しつつゴールへ向かうシーンが目立つように。

73分、北島に替わってジョンマリ投入。城後が左SHに回り、フアンマとマリの重戦車2トップに。いきなり迫力あるヘディングで湧きました。

フィジカルでマイボールにする機会を作ってくれますが、連携面はまだかなという印象。

先制はコンサドーレ札幌

福岡からすると守備の枚数が足りてないわけでもない中、決められてしまった1点。84分、左サイドからアーリー気味のクロスをヘディングで折り返し、ロペスがトラップからPAに持ち込んで強烈なシュート。

ロペスの迫力ある進入に対して軽い守備になってしまった。前半から攻められることが多かった為、集中が切れた瞬間だったかもしれません。試合後に振り返って見直しましたけど、やはり一歩目がちょっと出遅れてる感がありました。

その後はオープンな展開。お互い精度に欠けてシュートが打てなかったり。そんな中、90分のエミルCKからフアンマのヘディングは非常に惜しかった。その約2分後、またもやエミルCK崩れからの湯澤さんのミドルもゴールバー。惜しいシーンが続きます。

アビスパ福岡同点に追いつく

AT5分表示の93分台。自陣深くからグティのロングボール→マリが競ってフアンマがボールを保持し、城後にパス→PA付近まで持ち上がってシュート→ゴールバーを叩いた跳ね返りをマリがヘディングでゴール。来日初ゴールとなりました。

このゴールの前、マリが相手選手と競った時に接触があり、ファールにも見えました。しかし笛は鳴らず、マリは直後に起き上がってゴール前にダッシュ。ここで足を止めずに集中できたことが、結果的に引き分けへと繋がりました。

実際、試合後にもう一度この場面を見ましたけど、私はファールだと思いました。ただし、VARのない試合である以上、大事なのは「笛が鳴るまではプレーを止めてはいけない」ということ。プレーヤーとしてゴールへの執念を見せたマリを素直に賞賛したいと思います。この試合はこのシーン以外、特におかしいと思ったジャッジはなかったんですけどね。

MOM

個人的MOMは城後。次点でカウエ。永石も非常に良かったです。

城後は得点こそありませんでしたが、前線で起点にもなり、フル出場でした。プレスも良く走っていましたし、流れをつかめない前半でも得点を狙ってギラついてる感じが良かったと個人的に思います。

カウエはパスがちょっとずつズレるのが気にはなるんですが、経験の浅い森山と組みながらもよく引っ張っていたと思います。後半はオープンな展開も続く中、終盤まで存在感がありました。

永石はプレーぶりがスマートな感じがします。落ち着きがありますし、キックの精度が高くミスが少ない。あと今日は試合終了間際に相手ゴール前まで上がり、シュートやタックルも。しかも両方なかなか良いプレーでした。

リーグ戦は1日、ルヴァンは5日

5月も連戦が続きます。次は浦和とリーグ戦。ルヴァンのカード累積の関係で、当初予定していたメンバーは多少変わるような気もします。

なんにせよ、最近負けてないですね。それはとても良いこと。

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